息子がDTMを始め、最終的には自分で曲を作りたいということで、新しいPCを用意することになりました。
最初に考えていたPC本体の予算は20万円前後。
私自身はこれまでPCを2台自作した経験があるため、今回も最初は「細かく構成を選ぶなら、自作するしかないかな」と考えていました。
ところが最終的に選んだのは、自作ではなくTSUKUMO(ツクモ)のBTO PCです。
パーツを一つずつ検討していった結果、PC本体は当初の予算を大きく超えて約32万円になりました。
さらにディスプレイ、音楽用キーボード、オーディオインターフェース、マイク、ヘッドホンなども揃え、DTM環境全体では約45万円ほどになっています。
なお、これらは息子自身がアルバイトで貯めたお金で購入しました。
だからこそ、単純に安い構成にするのではなく、長く使えること・安定して動くこと・必要な部分にはきちんと予算を使うことを重視して構成を決めました。
この記事では、自作経験がある私がなぜ今回はBTOを選んだのか、TSUKUMOを選んだ理由、そして実際に購入したPC構成を紹介します。
この記事のポイント
- 自作経験2台でも、息子用PCでは「早く使える・安定」を優先してBTOを選択
- TSUKUMOはBTOでもパーツをかなり細かく選べた
- Ryzen 9 9900X / メモリ32GB / SSD 1TB構成
- DTMメインなので独立GPUは搭載せず
- 当初20万円 → PC約32万円、DTM環境全体では約45万円
- PCはすでに稼働中。今後の使用感も追記予定
自作経験があっても、今回はBTOを選んだ
今回、自作しなかった一番の理由は、このPCが私自身のものではなく、息子が使うPCだったからです。
自分用なら、多少時間がかかっても問題ありません。
トラブルが起きても原因を調べたり、パーツを組み直したりしながら自分で対応できます。それも自作PCの楽しさのひとつです。
しかし息子が使うPCとなると、今回は少し考え方を変えました。
できるだけ早く使い始められること。そして最初から安定して動くことを優先したかったのです。
そこで、
「構成は自分で細かく決めたい。でも組み立てと初期動作確認はショップに任せたい」
という条件でBTO PCを探し始めました。
意外と難しかった「好きなパーツを選べるBTO」
BTOなら簡単だと思っていたのですが、実際にいろいろなショップを見てみると、意外なところで困りました。
それは、思っていたほどパーツの選択肢が多くないことです。
CPUやメモリは選べても、マザーボード、SSD、電源、CPUクーラー、ケースなどは選択肢がかなり限られているショップもありました。
細かい構成を気にしないのであれば、それでも問題ありません。
ただ、自作PCを経験していると、
「SSDはこれを使いたい」
「電源はここを妥協したくない」
「マザーボードもある程度選びたい」
と、どうしても気になる部分が出てきます。
いろいろ調べるうちに、「ここまで細かく選びたいなら、結局また自作するしかないのかな」と思い始めていました。
TSUKUMOならかなり細かく構成を選べた
そんな中で見つけたのがTSUKUMOでした。
TSUKUMOのBTOで特に印象的だったのが、構成をかなり細かく選べたことです。
CPUやメモリだけではなく、マザーボード、SSD、CPUクーラー、電源なども含め、自分の考えにかなり近い構成を作ることができました。
さらに私自身、過去に自作PCを組んだ際にTSUKUMOでパーツを購入した経験があります。
初めて利用するショップではなく、以前から知っているPCショップだったことも安心材料になりました。
私にとって今回は、
「知らないBTOメーカーに全部任せる」というより、「普段パーツを買うショップに組み立てまでお願いする」
という感覚に近かったです。
実際に購入したDTM用PCの構成
今回購入した主な構成は次のようになりました。
| パーツ | 構成 |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| CPU | AMD Ryzen 9 9900X(12コア / 24スレッド、最大5.6GHz) |
| CPUクーラー | ID-COOLING SE-614-XT BASIC |
| マザーボード | ASUS TUF GAMING B850-PLUS WIFI |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB×2) |
| グラフィックス | CPU内蔵グラフィックス |
| SSD | Samsung 990 PRO 1TB NVMe |
| 有線LAN | 2.5GBASE-T |
| 無線LAN | Wi-Fi 7 / Bluetooth |
| 電源 | CWT GPW750SB 750W / 80PLUS GOLD / ATX 3.1 |
| ケース | クリエイティブワークステーション タワーケース |
| 追加冷却 | フロント14cm冷却ファン |
※構成・価格は購入時点のものです。
CPUはRyzen 9 9900Xを選択
CPUにはAMD Ryzen 9 9900X(12コア24スレッド)を選びました。
今回の用途はゲーム中心ではなくDTMです。
最終的には曲作りまで行う予定なので、DAWだけではなく、今後ソフト音源やプラグインを多く使う可能性も考えました。
そのため、グラフィック性能よりもまずCPU側に余裕を持たせる構成にしています。
メモリはまず32GB、必要なら64GBへ
メモリはDDR5-5600の16GBを2枚、合計32GBです。
DTM用PCだからといって、最初から64GBにすることはしませんでした。
まず32GBで実際に使ってみて、それで不足を感じるようなら64GBへ増設する方針です。
PCは性能を上げようと思えば、いくらでも予算を掛けられます。
しかし、まだ必要になるか分からない部分に最初から予算を使うより、必要になったところを後から強化する方が合理的だと考えました。
実際に使い続けてみて、32GBで十分なのか、それとも64GBが必要になるのかは、今後別の記事でも紹介したいと思います。
DTMメインなのでグラフィックボードは搭載しなかった
今回のPCには、独立したグラフィックボードを搭載していません。
Ryzen 9 9900Xの内蔵グラフィックスを使用しています。
当初20万円ほどだった予算がすでに大きく膨らんでいたこともありますが、最大の理由は今回のメイン用途がDTMだからです。
限られた予算の中でグラフィックボードへ数万円使うより、CPU、マザーボード、SSD、電源などを優先しました。
今後、動画編集やGPU性能を必要とする用途が増えれば、その時点でグラフィックボードを追加することもできます。
最初から全部を高性能にするのではなく、今回必要なところへ予算を集中した構成です。
SSDにはSamsung 990 PRO 1TBを選択
SSDにはSamsung 990 PRO 1TB NVMe SSDを選びました。
容量はまず1TBからスタートしています。
DTMではソフト音源やプロジェクトファイルなどによってストレージ容量が増えていく可能性があります。
そのため、足りなくなった場合は2台目のSSDを追加する予定です。
これについても今後、
「DTM用PCは1TB SSDで足りるのか?」
というテーマで、実際の使用量を見ながら検証していきたいと思います。
当初20万円だった予算が、PC単体で約32万円になった
最初に考えていたPC本体の予算は20万円前後でした。
ところが一つずつ構成を考えていった結果、最終的にはPC単体で約32万円になりました。
もちろん20万円に収めるために、各パーツのグレードを下げることもできました。
しかし今回はCPUだけではなく、マザーボード、SSD、電源、冷却、将来的な拡張性なども含めて、必要以上に妥協しない方針にしました。
一方、DTMでは優先度が低いと判断したグラフィックボードは搭載していません。
つまり、何でも高性能にした結果32万円になったのではなく、
「DTMで重要だと考えた部分に予算を集中した結果」
が約32万円ということです。
DTM環境全体では約45万円になった
PC以外にもDTMを始めるための機材を揃えました。
ディスプレイ、音楽用キーボード、オーディオインターフェース、マイク、ヘッドホンなどを合わせると、DTM環境全体では約45万円ほどになっています。
PCだけ買えばDTM環境が完成するわけではない、というのは実際に揃えてみて改めて感じた部分です。
この周辺機器についても、実際に購入した機材や選んだ理由を別の記事で紹介していく予定です。
BTOは「自作できない人のため」だけではない
今回改めて感じたのは、BTO PCは必ずしも「PCを自作できない人だけが選ぶもの」ではないということです。
自作PCには、自由にパーツを選べることや、自分で修理・交換しやすいこと、そして組み立てそのものを楽しめるという魅力があります。
一方で、パーツ選定から組み立て、OSセットアップ、動作確認、トラブル対応まで全て自分で行う必要があります。
今回は息子が使うPCだったため、自由度だけでなく、早く安定して使えることも重視しました。
TSUKUMOならかなり細かく構成を決めることができたため、
「自作に近い感覚で構成を決めて、組み立てと初期確認はショップに任せる」
という選び方ができました。
私にとって、これが今回BTOを選んだ一番大きなメリットでした。
PCはすでに届いて実際に使用中
今回購入したPCはすでに届き、現在実際に使用しています。
まだ使い始めた段階なので、「この構成ならDTMで絶対に問題ない」と断言するつもりはありません。
今後は実際に使いながら、
メモリ32GBで足りるのか、CPU負荷はどの程度なのか、SSD容量はどのくらいのペースで増えるのか、騒音や温度はどうなのか、といった部分も確認していきます。
スペック表だけでは分からない部分についても、実際の使用状況を見ながら追記していく予定です。
まとめ:自作経験があってもBTOは十分選択肢になる
今回、息子のDTM用PCとしてTSUKUMOのBTOを選びました。
自作経験がある私がBTOを選んだ理由は、パーツ構成の自由度を残しながら、組み立てや初期動作確認をショップへ任せることができたからです。
当初20万円ほどだった予算はPC単体で約32万円、周辺機器まで含めると約45万円になりました。
決して安い買い物ではありませんでしたが、息子自身がアルバイトで貯めたお金で購入するものだからこそ、必要な部分を一つずつ検討して構成を決めました。
自作する知識があっても、
「構成にはこだわりたい。でも組み立てや初期トラブルに時間を掛けたくない」
という場合には、自由度の高いBTO PCは十分選択肢になると思います。
今後は、このPCを実際にDTMで使いながら、メモリ容量、SSD容量、各種DTM機材についても紹介していきます。
